ゲーム開発は楽しい反面、初めて取り組むと多くの壁にぶつかります。
「よくわからないまま始めて、途中でやめてしまった」という声も少なくありません。
この記事では、ゲーム開発初心者がやりがちな落とし穴を5つ紹介し、それぞれに対する具体的な対策もあわせて解説します。
1. 最初から壮大なゲームを作ろうとする
ありがちな失敗:
RPGやオープンワールドなど、大規模で複雑なゲームを最初から目指してしまう。
なぜダメか:
開発期間が長くなり、途中で飽きたり挫折しやすくなる。技術的なハードルも高い。
対策:
まずは「1時間で遊びきれるミニゲーム」から始める。
シンプルなルール・短いプレイ時間で、完成させることを目標にする。
2. 設計なしに作り始めて迷走する
ありがちな失敗:
とにかく手を動かそうと、設計や計画をせずに作り始めてしまう。
なぜダメか:
途中で仕様変更が多発し、作業が煩雑になってしまう。コードも崩壊しがち。
対策:
開発前に「コンセプト」「必要な機能」「最小構成(MVP)」をまとめておく。
作る前に簡単なワイヤーフレームや設計図を描くだけでも効果は大きい。
3. 完璧を求めすぎて前に進まない
ありがちな失敗:
UIをキレイに作ろうとしたり、操作感にこだわりすぎて、全体が進まない。
なぜダメか:
細かい部分に時間をかけすぎて、コア部分が未完成のまま終わる。
対策:
まずは「動くもの」を目指す。仮素材や簡易UIでもいいので、全体を通して遊べる状態を早めに作る。
後から磨くことはできるが、未完成のままでは評価も学びも得られない。
4. 無理に一人で全部やろうとする
ありがちな失敗:
コードもアートも音も全部自分でやろうとして、時間も負荷も大きくなってしまう。
なぜダメか:
自分の得意分野以外に時間を取られ、全体の質も落ちやすい。
対策:
フリー素材を活用する。必要に応じてノーコードツールやAI補助を使うのも有効。
一人で完璧にやることより、「完成させる」ことを優先する。
5. フィードバックをもらわずに作り続ける
ありがちな失敗:
誰にも見せず、完成するまでひたすら1人で作り続ける。
なぜダメか:
遊ぶ人の目線が抜け落ち、ユーザビリティや面白さにズレが出る。
改善のチャンスを逃す可能性もある。
対策:
完成前でも人に見せる。身近な人やSNSで意見をもらいながら改善を繰り返す。
ユーザーテストは必ず取り入れたい工程のひとつ。
まとめ:落とし穴を知っておくだけで、つまずきにくくなる
落とし穴 | 対策の方向性 |
---|---|
壮大な構想から入る | 小さなゲームで完走を目指す |
設計なしに始める | MVPと基本仕様を明確にする |
完璧主義で止まる | まずは動くものを作る |
一人で全部やる | 外部リソース・AIを活用する |
意見をもらわない | 早めに人に見せて改善する |
ゲーム開発は「完璧に作る」より「完成させる」ことが何より大事です。
落とし穴を避けながら、少しずつステップアップしていきましょう。
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