ゲーム開発を続ける上で、最大の敵は「モチベーションの低下」です。
特に個人開発では、誰にも進捗を報告しなくていい分、途中で止まりやすいという課題があります。
この記事では、1人でも開発を継続しやすくするための「進捗の見える化」テクニックを紹介します。
目次
なぜ「見える化」が必要なのか?
- 作業の積み重ねが目で見えるとやる気が出る
- 「今日はこれをやった」と自分を褒められる
- 停滞しても「どこで止まっているか」が明確になる
- 次にやることがはっきりして迷わなくなる
「見える進捗」は、やる気のガソリンになります。
テクニック①:ToDoリストは“超細かく”分割する
悪い例(ざっくり)
- プレイヤー実装
- ステージを作る
- エンディング追加
良い例(細かく)
- プレイヤーの移動だけ実装
- ジャンプの物理調整
- ステージ1の地形だけ作成
- エンディングの音楽ファイルを追加
1日30分でも1タスク進められる設計にするのがポイント。
完了チェックが頻繁にできると、達成感もアップします。
テクニック②:進捗ログを毎日書く(短くてもOK)
- 毎日「やったこと」「気づいたこと」を1〜2行でもメモ
- Notion、Googleドキュメント、X(旧Twitter)、日記アプリなどなんでもOK
- 「○○が動いた!」「今日はここまでで疲れた」でも十分
記録が積み上がる=自信と継続の証になります。
テクニック③:ビジュアル進捗ボードを使う
方法 | ツール例 |
---|---|
カンバン式タスク管理 | Trello、Notion、GitHub Projects |
チェックリスト管理 | Google Keep、Todoist、TickTick |
マインドマップで全体整理 | Xmind、Miro、MindMeister |
視覚的に「今どこを作っているか」がわかると、迷いが減り、モチベも安定します。
テクニック④:「完成に近づいている感」を演出する
- タイトル画面を仮でもいいから最初に作る
- メニューの「未実装」項目をあえて表示
- プレイ可能な最小構成(MVP)を早めに完成させる
完成系の“かたち”が見えてくると、「あともう少し」と思えるようになります。
テクニック⑤:SNSやブログで軽く発信する
- X(旧Twitter)で進捗スクショを週1投稿
- 「#開発ログ」タグをつけて記録用に使う
- 誰かに見られている意識が自動的に継続力を生む
反応がなくてもOK。「誰かに報告している感覚」が大事です。
テクニック⑥:やることリストに“遊び”を入れる
- 今日は「効果音だけ作る」
- キャラの名前を考える
- UIを仮でポップにする
疲れていても“気軽にできる作業”を入れておくと、無理なく前に進めます。
まとめ:「見える化」で継続はもっと楽になる
テクニック | 効果 |
---|---|
細かくタスクを分ける | 進捗が感じやすくなる |
毎日記録を残す | 振り返りと達成感が生まれる |
ビジュアルで管理する | 頭の中が整理される |
MVPを早く作る | ゴールが見えるとやる気が続く |
発信する | 他人の目でペースを維持できる |
「続けられるか不安…」という人ほど、タスクを見える形に変えることが大切です。
毎日ちょっとずつでも、“進んでいる感覚”があれば必ず前に進めます。
自分だけの「開発ペース」を、見える形にしてみましょう。
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