「自分の作ったゲームをもっと多くの人に見てもらいたい」
「就職・転職で作品をアピールしたい」
そんなときに役立つのが、ゲーム開発者向けポートフォリオです。
この記事では、個人開発者でもすぐに始められるポートフォリオの構成・作り方・効果的な公開方法を紹介します。
目次
ポートフォリオを作る目的
- 自分の実力やスキルをわかりやすく伝える
- 就職・案件応募・イベント参加などで活用できる
- 過去の作品を整理して、将来の開発のベースにもなる
- 自分自身のモチベーション維持にも効果あり
ポートフォリオに載せるべき基本項目
項目 | 内容 |
---|---|
ゲームタイトル | わかりやすく・覚えやすい名前を表示 |
スクリーンショット | 見た目で内容が伝わる場面を数枚 |
ゲーム概要 | ジャンル、プレイ時間、対象プラットフォームなど |
開発環境 | 使用ツール(Unity、Godot、C#、PixelArtなど) |
担当範囲 | チーム開発なら、自分の役割を明記 |
ダウンロード or プレイリンク | itch.ioやブラウザ版のURL |
動画 or GIF | 動くとわかりやすい。30秒で印象に残す |
工夫・こだわり | システム設計や演出面で意識したポイントなど |
ポートフォリオの形式いろいろ
1. Webサイト型(おすすめ)
- Notion、ペライチ、GitHub Pagesなどを使って、1ページにまとめる
- 作品ごとにセクションを分けて見やすく構成
- URLひとつでSNSやメールにも載せやすい
2. itch.ioのプロフィール活用
- itch.ioには「プロフィールページ」があり、作品一覧を並べられる
- カスタムCSSでデザイン調整も可能
3. PDFポートフォリオ(企業提出用)
- A4で1〜2ページにまとめて印刷可能な形式
- スクショ+概要文で簡潔に伝える構成が◎
- ポートフォリオサイトとは別で持っておくと便利
ポートフォリオを作るときのコツ
スクリーンショットは“見栄え”重視
- タイトル画面、戦闘シーン、会話イベントなどバリエーションを出す
- 解像度やアスペクト比に注意(16:9が基本)
- UIが映っていると“実際に動いている”感が伝わりやすい
説明文は「専門用語を使いすぎない」
- ゲーム業界以外の人にも伝わるように
- プレイ体験・面白さがイメージできる書き方が◎
- 例:「敵の行動パターンは状態遷移型のAIで実装し、攻撃予兆を出すことでフェアな戦闘にしています」
強みや工夫点を1〜2行で伝える
- 「レベルデザインを工夫して、自然にチュートリアルを学べる構成にしています」
- 「ピクセルアートを自作し、全体の世界観を統一しました」
簡潔に書くことで、見る側が“どんな開発者か”をイメージしやすくなります。
公開のコツ:発信と導線を意識する
SNSで発信
- X(旧Twitter)、Threads、Mastodonなどで定期的に紹介
- 「#indiedev」「#自作ゲーム」「#gamedev」などのタグを活用
- 制作中のスクショやアップデート報告も投稿すると◎
itch.ioやBoothへの登録
- 無料ゲームでも、しっかりとページを整えてアップすることで信用度アップ
- 制作背景やアップデート履歴も書いておくと印象◎
名刺代わりにポートフォリオURLを用意
- SNSのプロフィールにリンクを貼る
- 転職・案件応募時にポートフォリオURLを提示する
- プレゼンや登壇の場でも「この人のゲームが見られる」と伝えられる
まとめ:見やすく、伝わるポートフォリオで“次”につなげよう
要素 | ポイント |
---|---|
構成 | ゲームごとに見やすく整理する |
見せ方 | スクショ・動画で視覚的に伝える |
説明文 | 専門用語を抑えて分かりやすく |
発信 | SNSやitch.ioで導線をつくる |
更新性 | 継続して作品を増やしていく意識を持つ |
ポートフォリオは「今の自分の実力を示す作品集」であり、
同時に「次のチャンスを引き寄せる営業ツール」でもあります。
まずは1作品からでも、丁寧に“見せる準備”をすることが第一歩です。
あなたのゲームがより多くの人に届くように、見せ方にもこだわっていきましょう!
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